漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
■来店前
2004年 結婚
2005年 自然妊娠&出産
2010年秋 病院へ → タイミング1年 → 人工授精3回 → 体外受精4回
2011年11月 自然妊娠 → 着床しているか、していないか、分からない段階で育たず化学的流産
■来店動機
病院での不妊治療でうまく行かなかったが、その後自然妊娠出来たことで希望が見えた。病院で薬漬けになっていることもあり、一度休みたい。漢方薬で体質を改善すれば、妊娠できるのではないかと来店。
■初回相談
・生理周期40~50日 (ホルモン剤で30~35日)
・生理痛なし ・生理の色 濃い紅 ・塊 ツブツブ
・生理中に下痢しやすい
・排卵障害(生理周期27日目くらいに排卵するので、卵の育ちにこれだけ日数がかかると古くなって受精しないと医者)
・高温期の間で2日間お腹がチクチクする
・生理直前5日間寒気がする
□その他自覚症状
食後の膨満感、寒がり、冷え性(手先から手首、足先から足首、秋冬限定、しもやけ)、夕方むくむ、のどが渇く、舌(舌淡、舌苔が厚い、やせている、水滑)
■漢方薬服用後の変化
服用2ヵ月》
・生理周期が、35日間に
・冷えを感じない
・むくみが無い
服用3ヵ月》
・口渇が無くなる
・生理周期が、33日間に
・生理前の寒気が、5日間から1日間だけ
・高温期が、36.9度以上になる
服用4ヵ月》
・排卵期のオリモノが、増える(服用4ヵ月)
2012.07.30 妊娠報告(自然妊娠)
2013年01月 妊娠8カ月と報告
この方は冷えが原因で妊娠力の低下・排卵障害・生理周期の延長が起きていると考えられます。
裏付けとしては、自覚症状でお分かり頂けます。寒がり・冷え性・むくみ・口渇・生理中の下痢・舌の色が淡い・苔が厚い・舌が水滑(すいかつ)といって水飴でも塗ったかのような舌をされていますが、体の冷えによって全て起きる症状です。
自然界で太陽の役割は、説明する必要はありませんよね。太陽の熱エネルギーが存在するから、地球上の水は循環します。年中太陽の光が照らされない場所は、雨が降ると蒸発しにくいため年中ジメジメしています。
自然界に生かされている人間の体も全く同じです。寒がり・冷え性というのは、自然界でいう日照条件が悪い環境と同じであると言えます。同じですから太陽が照らずいつまでもジメジメしているように、人間の体も寒がり・冷え性といった冷えの症状があると、水の症状(むくみ・口渇・下痢・苔が厚い・水滑)が起こります。
漢方薬は、こういった症状を改善するお薬をお選びしました。
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